ホステス副業 を約20年間やってきた体験談を書いていきます。
コロナも明けて、働き方も多様になり、副業を検討されている方も多いと思います。
インターネットを使った在宅副業が流行していますが、昔ながらの時給副業は、事前の勉強もほとんど不要で、手っ取り早く確実に収入も得られるのが嬉しいですよね。
ホステス副業に興味のある方、良ければ参考にしてください。
ホステス副業 とは
ホステスと言っても働くお店の種類によって、働き方が色々です。
夜のお店には、スナック、キャバクラ、ガールズバー、クラブ、ラウンジなどの種類があります。
種類だけでなく、お店やママさん、オーナーさんによってもホステスの働き方は様々で、お客様の隣に座るかどうか、ボーイさんがいるのか、服装のルール、お客様との連絡の取り方、お酒を飲むのか飲まないのか、など全て変わってきます。
ホステスは接客業ですので、目の前のお客様に楽しんでいただくのが仕事です。お酒の作り方など作業的なことは覚えることは少なく、「人の話を聞く」「人の話の聞き方」を覚える方がメインの仕事になると思います。
色々なことを話してくる(言ってくる)人がいますので、受け流すことが苦手な人は慣れるまでは辛いかもしれませんね。
私の週末副業していたスナックではカウンターとボックス席があり、ボックス席ではお客様の近くに座ることもありました。ボーイさんはいなかったので、上着のお預かりから氷の補充、お客様がお帰りになられた後の後片付けまで全てホステスたちで行います。
服装は自由で、パンツでもスカートでもOKでしたが、ジーンズとパーカーはNGでした。靴は基本的にヒールのあるパンプスやサンダルですが、足の調子が悪い時には事前にママに相談してヒールのない靴で出金したこともありました。
サバサバしたママさんで、お客様との連絡は「勝手にやってくれ」って感じでしたが、ノルマももちろんなく、営業を求められることもありませんでしたので、自分の範囲でお客様とも連絡先を交換していました。
お酒も「飲んでも飲まなくてもいいし、時給変わらないよ」というスタイルでしたので、自分の体調や通勤の足によって変えていました。
ホステス副業 はどのくらい稼げるのか
あくまでひとつの参考値です。地域制、お店の制度などにより異なります。
- スナック ・・・ 時給制がほとんど。時給1,000~2,000円くらい
- ラウンジ ・・・ 時給のほか、日当制のところもあるみたい。
スナックより少し高くて、時給だと1,500~3,000円くらい - クラブ ・・・ 売上制のお店も結構出てきます。
保証給だと時給2,500~6,000円くらい - キャバクラ ・・・ 時給制がほとんど。時給3,000~6,000円くらい
「キャバクラ」と言われていても実際はスナックのような接客スタイルだったり、「スナック」と言われていてもしっかりお客様の横に座って接客することもあります。
例えば、いちばん手軽に働きやすいスナックで時給1,500円で週末2日間だけ働いた場合、
@1,500/h × 5時間 × 2日/週 × 4週/月 = 60,000円
月に6万円程度の副業収入ということになります。
私も基本的に毎週 金曜日と土曜日の週末2日間だけ働いていました。
自分以外のバイトさんの都合で、曜日の変更を頼まれたり、曜日を減らされたり、増やしてほしいと言われたり、ということもありました。
服装は普段着OKでしたが、多少意識して服を揃えたりした結果、必然的にスニーカーとジーンズ、パーカーを買う機会が極端に減りました。化粧や髪のセットも昼の仕事よりも多少しっかり目に施して出勤します。人によるとは思いますが、副業のための服飾費みたいなものが発生する場合もあると思います。
ホステス副業 のメリット
- 収入が増える
- 収入源が増える
- 色々な人と話す機会がある
- ご飯を食べさせてもらえる機会がある
- 仕事でお酒が飲める
収入を得ることができ、収入の柱が1つじゃない状態は心に余裕ができます。
そして何より、お客様として来店される多くの人と話す機会が得られることは人生の財産です。ホステス副業をしていなければ出会えなかった人がたくさんいます。
副業ブームとは言いますが、女性事務職はキャリアの認知も低いため、いまだに「ひとつの会社で長く勤めること」が良しとされる空気があると思います。
恋愛、結婚も「経験した(付き合った)相手の数が少ない」方が良しとされますよね。
しかしそれではあまり多くの人の人生と関われません。
スナックホステスの副業をしていたことで、世の中には色々な人がいること、色々な考え方があること、色々な言葉や伝え方があるということを実感し、自分がいかに狭い世界で暮らしていたのかということを思い知りました。
お酒を飲んでいるお客様の相手なので、乱暴な言葉や辛辣な言葉、セクハラを受けることもありますが、それすらも人とのコミュニケーションの経験です。鍛えられてよかったです。
今でも悩んだ時にはスナック時代のお客さんに相談してしまいます。
本当に仲良くしていただいてありがたいばかりです。
年齢が離れた人と話す機会も増えますし、いざという時に頼れる知り合いが増えました。
ホステス副業 のデメリット
- プライベートな時間が減る
- 夜間の仕事になるため、体力的にしんどい
- 好きじゃない人とご飯を食べなければいけないこともある
- 仕事でお酒を飲まなくてはいけない
時間を切り売りして働いているわけなので、当然、プライベートな時間は減ります。
昼間に働きながらの夜の仕事、20代の間は夜の仕事も全く平気なのですが、30代半ば頃になると体力的に辛くなってきます。40代でもこのダブルワークができる人はかなりタフな人だと思います。
仕事でお酒を飲むというのは、人によってはメリットと感じるかデメリットと感じるか違うと思います。そして、メリットと感じられる時と、感じられない時があります。
35歳を超えたあたりから、休日の昼間に遊びの予定を入れることが辛くなります。
事務員が休日の昼間に陽の光を浴びないと、もう日光に当たる機会がほとんどないので、一時期は鬱っぽくなって悩んだこともありました。今はお客さんに誘われてやり始めたゴルフのおかげで毎日楽しく過ごしています。
ホステス副業 の注意点
ホステスでなくても、店舗で接客をする仕事の場合、上司や同僚、取引先の方がお客様として来店する可能性もあります。ある日突然副業バレしてしまう可能性があることを肝に銘じてください。
夜の仕事で、バイトの終了時間は店の混雑状況によって変わるケースがほとんどです。どんなにタフな人でも翌日の仕事に影響しますので、休み前夜にシフトに入れるといいですね。
ホステスは接客業なので、人と接する仕事です。辛いことも多いと思いますが、楽しいことも、人生の糧になることも沢山ありますので、もし機会があれば前向きに楽しんでください。
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