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職場にいるめんどくさい人との付き合い方 ~ 大人しい人 編

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大人しい人 は周囲と喧嘩もせず、オフィスという狭い場所では非常に望ましい存在だと思われている方も多いのではないでしょうか。

「大人しくする」という言葉も、落ち着いて反抗せず、謙虚さを持った大人な立ち振る舞いをするというような良い意味で使われることが多いです。

確かに、「大人しい人」は管理しやすい人材であるため、仕事さえきちんとしてくれれば、管理者にもありがたい存在です。

しかし職場の全員が大人しかったらどうでしょう?

大人しい人は管理者以外の人からも好かれているのでしょうか?

新しい仕事にチャレンジしなければいけなかったり、人の意見を取りまとめたり、大勢の前で話をするような業務があった時、大人しい人は適役と言えるでしょうか?

この記事は『大人しい人が苦手』と思っている人に向けての記事です。

 

大人しい人 は職場でどう思われている?

大人しい人 は職場でどのように思われているのでしょうか?

積極性がない

まずは、仕事に対する積極性がないと評価されることが考えられます。

大人しい人は自分から発言することも少なく、積極的に発言することも、積極的に仕事を行うこともありません。言われた仕事を反抗せずに行うだけです。

 

何を考えているかわからない

他人への評価や悪口、愚痴ばかり言ってくる人がいたら「陰で自分のこともどう言われているかわからないな〜」と嫌な気持ちになりますよね。オフィスの中の雰囲気もネガティブなものになります。

しかし、仲間内みんなで軽い愚痴を言い合っている時などには、自分の意見を何も言わない人の方が、何を考えているかわからなくて怖いですね。

 

気を使わなくてはいけない

大人しすぎる人に対しては周りが気を使います

例えばオフィスで、「みんな今月のランチ会は何が食べたい??」と呼び掛けた時、全員がそれぞれに発言してくれれば、多数決や順番を基準として全員周知の元で話がまとまるので良いのですが、大勢の人の前では発言ができない大人しい人ばかりだと、「△△さんは何が食べたい?」と一人一人個別に聞かなくてはいけません。

幹事さんは手を取られることになってしまいますし、個別にヒアリングする手間をかけさせられた挙句「なんでもいいです」と言われると徒労感も増しますね。

 

怖い・威圧感を感じる

大人しくても、いつもニコニコして穏やかな雰囲気であったり、表情豊かであれば良いのですが、強面の人や不機嫌そうに見られる見た目をしている人は、内心何を思っていても周囲に恐怖心を与えることがあります。

見た目や怖くても、明るく積極的に話しかけるようなキャラクターであれば周囲に好感的に思ってもらえますが、大人しくあまり喋らないと威圧感を与えてしまいます。

 

どうでもいい存在

上司にも仕事がありカウンセラーではないため、忙しい職場では「自分の意見があれば言ってくるだろう」という判断で日々の業務を進めることはよくあります。

そのような環境で大人しい人は「支持した仕事を、ある程度のレベルで仕上げてくれていればこのままで何も構わない」という、どうでもいい存在として扱われることになりがちです。

 

管理しやすい人材

冒頭にも書いたように、管理者から見ると、大人しい人は管理しやすい人材という価値があります。

ただし、それは『承認欲求や出世欲を示さない間は』という条件付きです。

普段から大人しく、言われた仕事をやるだけで、周囲とは揉めない代わりに仕事にも消極的に見えるし、人の前に立って話したがらないし、人をまとめる素振りもない・・・という人を出世させようと思うでしょうか? 誰も思いません。

そのため、在職年数に応じた昇進を検討しなければいけない慣習がある職場の場合、勤続年数の長い「大人しい人」は管理者にとって悩みの種となります。

 

職場で 大人しい人 の心理

過去の出来事がトラウマになっている

過去の出来事が原因で、表情の変化や自分の気持ちを表現することを抑えている人もいます。

本当は色々な感情を持っているのに、その感情を人前で出すことへの恐怖心(過去のトラウマへの恐怖心)の方が勝り、表情や態度、言葉に出さないようにしているのです。

例えば過去に

  • 自分の言動が原因で、周囲にからかわれたり、虐められた経験
  • 空気を読んだつもりで笑ったのに「なんで笑っているんだ!」とヒンシュクを買ってしまった
  • 友だちとただ楽しく遊んでいただけなのに、「女の子なのにそんなことしちゃダメ!」と性別を理由に行動を制限された

などの経験が積み重なることで、素直に感情を表に出すことができなくなってしまいます。

このような経験は誰でも経験していることで、歳を重ねて色々な人と接し、多くの経験をするうちに乗り越えていくものなのですが、自己防衛心が強くなりすぎて、乗り越えるための経験から逃げ続けているといつまでも「大人しい」の檻の中に閉じこもってしまいます。

 

人の目を気にしすぎてしまう

色んなことを考えてしまい、言葉が出せなくなってしまう人もいます。

人から話しかけられて、色々な返答が頭を駆け巡っているのですが、
 「これを言ったらどう思われるのだろうか」
 「こう言いたいけど、キツくならずに上手に伝えられるだろうか」
 「空気が読めていないと思われるかもしれない」
 「怒られるのかな」
などと考えてしまい、何も答えることができなくなります。

何を答えるかを決めるまでに時間がかかっているのです。

その結果
 「早く答えなきゃ」
 「困らせてしまった」
 「無視したと思わせてしまったかもしれない」
と考え、パニックになってしまいます。

 

マイペースな性格

マイペースで周囲の人の会話のスピード感に合わせることをしない人は、そのスピード感によっては、大人しい人と思われることがあります。

本人に悪気はないですし、人目を気にして思い悩んでいるわけでもありません。

マイペースな人は返事をしそびれて次の会話に移ってしまうこともあり、二人きりで話していると、その間の空き方によっては「無視された?」と思うこともありますが、そのうち返事をしてくれますので、こちらが待ってあげさえすれば楽しく会話を楽しむことができます。

大人しいと思っていた人の話をぜひ聞いてみてください。その雰囲気とギャップのある変わった趣味を持っていたり、面白い話が聞けることがありますよ。

 

職場に馴染もうという気持ちが無い

例えば、すぐに会社を辞めるつもりでいる人や、プライベートのことを職場に知られたくないと思っている人、隠し事がある人、一人が好きな人などです。

通常、職場では周囲の人と仲良く過ごすことを目指すのですが、周囲に馴染む必要性を感じていない人、馴染みたくないと思っている人も周りの人と話さず、大人しくしています。

 

他人に興味がない

そもそも人に興味がなければ、人と話すことをしません。

このような人は周囲の人からどのように思われても気にしないので、周囲に恐怖心や威圧感を与えていたとしても気にしません。

 

大人しい人 への対処方法

「大人しい」というのは本人の性格であり、周囲の希望により簡単に変わることはありません。

また、本人自身は「大人しい」自分に悩んでいることもありますが、一般的に「大人しい」=「悪い性格」とは認識されていないため、周囲がどれだけ困っていても変わることはほとんどないと思ったほうが良いです。

そのため、対処方法は「自分がどう折り合いをつけて接するか」です。

 

大人しい人 の返事を待ってあげる

小さな頃から人と競争することが苦手だったり、人と話さず自分だけで遊ぶことが好きな人はいます。

そして誰でも、体調の悪い時には大人しくなってしまうものです。そんな時に積極的に発言して仕事をすることを求められたら辛いですよね。少しだけ、ゆっくり待ってあげましょう。

大人しい人と思っていても、頭や心の中では色々なことを考えていて、自分自身を追い詰めている可能性もあります。中には、急にキレる人もいますので、あまり相手を追い詰めないようにしましょう。

 

大人しい人 から距離を置く

そもそも周囲と馴染む予定がない人に対してこちらがどんなに頑張っても無駄な努力です。
周囲に恐怖心や威圧感を与えている自分を改善しようとしてくれない人も困りますよね。

周囲と仲良くなるための歩み寄りをしてくれない人と一緒に働くのは異常なストレスです。距離を置くのも一つの方法です。自分を大切にしてください。

「大人しい人」側も、話しかけられることを苦手と思っている人が多いので、無理に話しかけなくても、あなたが思うほど孤独を感じていないかもしれませんよ。

 

まとめ

大人しい人は「言われた仕事はきちんとする」という人も多いので、周囲に声を掛けてチームをまとめるなどの『今以上の仕事』をしてもらいたい、と期待をしてしまうこともあるでしょう。

その期待があるからこそ幻滅してしまい、悲しい気持ちになってしまうかもしれませんが、その期待はあなたが勝手にやり始めたことで、「大人しい人」が望んだことではありません。

「大人しい人」を個性と受け止め、一緒に働けるチームを自分が作っていけたら素敵ですね。

 

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