一般職女性の 自己肯定感 アンケート結果
オンライン秘書サービスを行っている会社が行ったアンケート結果がこちら。
株式会社sonar一般職女性の自己肯定感、半数以上が「低い」と回答 約7割が自身のキャリアに「このままでいいのか?」と漠然とした不安を抱えている現状が明らかに
〜新たなキャリアの選択肢として、39.4%が「事務経験を活かして直接経営者から評価が得られるオンライン秘書」に興味〜
当ブログ風に言うと、OLの半分以上は自己肯定感が低いんですって・・・。
このアンケートについて記事にしているネットニュースサイトは、私が確認できた範囲で
- モデルプレス (ビジネスでもキャリアでもなく、ニュース > その他 に分類)
- exciteニュース (ニュース > コラム > 女性コラム に分類)
の2つでした。そしてどちらの記事でも、不満を感じている場合は思い切った転職も検討したらどうか、という提案で締め括られていました。
そもそも 自己肯定感 とは
いつの間にか「自己肯定感」という言葉が世の中に普及しましたね。では「自己肯定感」とはなんでしょうか?
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。しかし、後述のように定まった定義はなく、他の類似概念との弁別も充分とは言えない。
ウィキペディア
- 「自己肯定感」に決まった定義はまだ無い
- 1994年に子供達のネガティブな状態を表現する言葉として誕生した言葉
- 日本人の自己肯定感は全世代で低い
色んな解釈があるようですが、個人的には、自分で自分の人格否定をしてコミュニケーションなどの社会的活動に支障が出てしまう状態は〝自己肯定感が低い〟ということなのだと思います。
確かに、自分で自分を否定する毎日は幸せでは無いですよね。
OLさんの多くがそんな毎日を過ごしているなんて、悲しすぎます。
自己肯定感 が低いとダメなのか
世の中では「自己肯定感が高い」=「幸せに生きていける」という情報が溢れかえっていますし、自己肯定感を高める方法を書いた本や記事が多く出回っていますね。
それは『自己肯定感が低いのは良く無いこと』と言われているような気持ちになりますが、本当に悪いことなのでしょうか。自己肯定感が低い人の特徴とは、主に以下のようなものだそうです。
- 自分に自信がない
- 消極的な態度
- 他人からの評価や承認を求めがち
- 人と自分を比べて劣等感を抱きやすい
自己肯定感の低い人は、自信のなさから、ありのままの自分を出すことに抵抗があったり、人からの評価を気にしすぎることが多いようです。自己肯定感の低い人は自分で物事を考えて進めることができないと言われていますが、これは自分に対して自信がなく、考えていることを表現できないために、評価が得られにくいのだと思います。
そして、自分で自分の判断に自信がないため、他人に承認を求めがちになります。自己肯定感の低い人は自分で決断を下すのが苦手になるということですね。ほんの些細な個人的な判断を下すことさえも極端に避ける場合はうつ状態なども懸念されます。
たしかに、自己肯定感の低い人が多い事務所では、効率が悪く、うまく仕事が回らないでしょうね。
OLが 自己肯定感 が低いとダメなのか
冒頭に紹介したアンケートではOL(このブログでは女性事務員)の自己肯定感が低い原因として、評価制度や給与をあげていましたが、アンケート対象になっているのは25〜34歳の女性事務員経験者です。
その年齢の場合、基本的に上司に承認を求める立場で仕事をしていることがほとんどだと思います。自分の采配で動かせるお金も無いケースがほとんどでしょうし、売り上げを上げる職種でもないので、仕事で自己肯定感を高めることが難しいのは当然の結果です。
中には、自分で考えて周囲に積極的な提案を行うことが苦手だからこそ、敢えて事務職に就いた女性も多いのではないでしょうか。
転職は不満の解消と 自己肯定感 のアップに繋がるのか
もし、このブログを読んでいるあなたが25〜34歳の女性事務員経験者で、仕事における自己肯定感が低いことに不満を感じているのであれば、営業やクリエイティブな仕事など、事務員以外の職種を検討して転職されることは有効な対策だと思います。
25〜34歳であれば未経験職種への転職先もまだ選択肢が多いと思いますし、事務員の経験を活かした職種転向も前向きに捉えられやすいと言えます。
しかし、「仕事において」の自己肯定感ではなく、「一人の人間として」自己肯定感が低いのであれば、転職以外の自己肯定感を高める方法も検討した方が良いでしょう。
まとめ
自己肯定感について考える時、どうしても周囲と自分を比べて考えてしまいがちです。しかし、自分と人と比べることで高まる幸せは優越感であり、自己肯定感ではありません。
昨今の自己肯定感が高いことこそ幸せという方程式に囚われすぎず、今の自分にできる仕事を一つ一つこなし、周りに溢れている小さな幸せに感謝しながら生きていきましょう。
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