皆さんは 人前で怒られる のと 1対1で怒られる の、どっちが嫌ですか?
仕事の現場で避けられないのが「怒られる」経験。
誰もが少なからず一度は通る道ですよね。
しかし、その怒られ方によって受けるストレスや感情の影響は大きく異なるものです。今回は、「人前で怒られる」と「1対1で怒られる」のどちらが嫌かについて、働く人々の視点から考えてみたいと思います。
人前で怒られる 場合のメリットとデメリット
メリット
- 透明性の確保: 人前で怒られることで、他の同僚も同じミスをしないように学ぶ機会が得られる。
- フォローアップが期待できる: 周囲の同僚が状況を理解しているため、その後のフォローやサポートが期待できる。
人前で怒られるということは、周囲の人にも内容、声のトーンなど全て聞こえていますので、万が一、ハラスメント事案となる場合でも、周囲の証言、フォローが期待できます。
上司の側からしても、同じ内容の指摘を全員に各個別でしなければいけないと大変です。誰か一人が人前での指摘を受けてもなお、前向きに進めるチームは非常に効率的で生産性も高くなります。
デメリット
- 恥ずかしさと屈辱: 公の場で叱責されることで、自己評価が下がり、モチベーションが低下する可能性が高い。
- 職場の雰囲気の悪化: 一人が公然と叱責されることで、周囲の同僚も緊張し、職場全体の雰囲気が悪くなる。
上司の指導がハラスメントではなく、適切な指導であったとしても、自分自身が職場の周囲の人と上手くいっていなかったり、普段からあまり雰囲気の良くない職場であると、上記のように感じることが多いのではないでしょうか。
恥ずかしさや屈辱を感じる理由が、周囲の環境や雰囲気ではなく、プライドや性格などの個人的なものである可能性も多いにあります。
その場合、上司の側の配慮ももちろん必要ですが、部下自身の側も、自分自身を見つめ、この経験を自身の糧として成長できるよう前向きに考えていきたいですね。
1対1で怒られる 場合のメリットとデメリット
メリット
- プライバシーの確保: 個人的な空間でのフィードバックは、恥ずかしさや屈辱感を軽減し、冷静に受け止めやすい。
- 建設的な対話: 1対1の状況では、具体的な改善点や次のステップについて深く話し合うことができる。
周囲の目や耳を気にしなくて良いので、上司からの指摘を聴きやすくなりますね。
指摘をされた部下も、人前では発言しにくい経緯の説明(時に言い訳や、反論)もできますので、今後どうしていくかといった建設的な話もできるでしょう。
部下が反論しやすい環境は、ハラスメント事案によくある「頭ごなしに怒られた」という事態も避けやすくなります。
デメリット
- 孤立感: プライベートな場所で叱責されると、自分だけが責められているという孤立感を抱くことがある。
- サポート不足: 周囲に状況を理解している人が少ないため、その後のサポートが不足する可能性がある。
指摘する上司が苦手なタイプの場合、個室に二人きりになること自体が威圧的に感じることもありますよね。
個人的には、早口でたくさん話す人が苦手です。そういうタイプの上司に指摘されるのであれば、1対1よりも人前がいいです。
働く人々の声
実際に働く人々の意見を聞いてみると、それぞれの怒られ方に対して異なる意見が寄せられました。
人前で怒られる方が嫌な理由
- 「同僚の前で怒られると、自己評価が下がるし、周囲の視線が気になる。」
- 「その場の緊張感が増して、次の仕事に集中できなくなる。」
1対1で怒られる方が嫌な理由
- 「1対1で怒られると、逃げ場がなく、反論することも難しい。」
- 「孤立感が強くなり、自分だけが責められている気がして辛い。」
まとめ
人前で怒られるのと1対1で怒られるのどちらが嫌かは、個人の性格や職場の文化、そしてその時の状況によって異なります。
今は上司に指摘されるばかりの人も、いずれ部下が出来て、自分が指摘する側になります。
その時に今の気持ちを忘れないことも大切ですが、自分が嫌だと思う事を望む人がいることを理解してください。
もちろん、上司にも気持ちや立場、状況があります。
もしよければ、上司の側からの視点も読んでみてくださいね。
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